Microsummary

Microsummaryというものを初めて知った。ちょうどはてなダイアリーのHTMLのソースを見てたら気がついた。たとえばここのMicrosummaryならhttp://d.hatena.ne.jp/microsummary/entry_title.xmlにある。どうやらだいぶ昔からあるっぽい。全く知らなかった…。
詳しい説明は「http://level.s69.xrea.com/mozilla/index.cgi?id=OSM_fx2new3」に譲るとして、要するにページ中から短い要約(つまりmicroなsummary)を抜き出すための情報のこと。今はMozilla特有の機能になっているらしい。
で、その情報のXMLの中で重要なのはサマリの場所を示すXPathと、どのページに適用されるかを示すURLの正規表現。あれ?こういう情報ってどっかになかったっけ…。そう、LDRFullFeedAutoPagerizeのSITEINFOと発想が全く同じ。データとして違うのはXPathで取れるのがサマリか本文(ページ要素)かということだけ。
あと方向性として違うのは、Microsummaryはページ作者が情報を提供する方向(もちろん第三者がジェネレータをつくることも可能だが)であるのに対し、LDRFullFeedなどはそんなの期待できないからみんなで情報を出し合って共有するという方向であること。前者はMicroformats(hAtomなど)と同じで、こうできたらいいよねっていう理想から仕様を作っている*1けど、後者は今あるものをこうやってハックしたらできるよねっていう現実志向な感じがする。
実際Microformatsも提案されてからもう何年も経つがあまり普及してるとはいえないし、どちらかといえば現実路線を支持したいとは思うが、アプローチの違いはあるにせよ、こういうのは統合されていくともっと便利になるだろうなー。

*1:実際Microformatsに統合すべきだという意見もある→Microsummaries - MozillaWiki